ファーストデーなので「サマーウォーズ」を観てきました。
※多少ネタバレありなので、観ようと思ってる方はご注意を!
悪くなかったんだけど、要素的に欲張りすぎた感はあるかなぁ。
何せ、マトリックス的世界+ヘタレ君の恋+家族愛がごっちゃですから。
でもこれがちゃんとアニメ映画として成立するのは凄いことかもしれません。
ただ、どうにも純粋にエンターテイメントとして楽めない要素が多い。
多分これはほんの短期間だけどプログラマーをしてたせいかもしれん。
物語の中で、世界の危機になる原因となるプログラムを作った人がいるのね。
(この人がエヴァの加持さんそっくり!)
そのことで、その人が親戚一同から辛辣な言葉を投げられるの。
考え方的には、原爆が出来たのはアインシュタインのせいだ!!
みたいなことですね。
そして世界の危機ギリになるまでみんな他人事みたいに過ごしてるの。
そのクセして最後にはみんな一致団結して危機一髪!!
ってエンディングに向かうんですね。
つまり、出てくる登場人物の大半が、ネット世界のことに関して他人事なんです。
ネット世界の恩恵をちゃっかり受けてるクセして、その自覚がない。
で、重大な事態になったら、力のある人間に頼りっきり。
みんな都合よすぎなんです。
そんな親戚一同が一致団結して危機回避しても、どうにも納得がいかない。
行動に一貫性がなさすぎるといいますか・・・。
ただ、そんな中で唯一当たり前のことができたおばぁちゃんはカッコいい。
デジタルがダメならアナログでやりゃぁいいだろ!!と。
勧善懲悪のストーリーならそれでいいのかもしれないけどね。
ドラゴンボールだったら、敵を倒すために元気玉を打つから、
「オラに元気をくれぇ~~」
でみんなが元気をあげて済むところなんだけど。
戦う相手が善悪で語れるものでないから質が悪い。
僕がこの映画を純粋なエンターテイメントとして観れなかったのはそのせいかも。
で、ここで「東のエデン」です。
この作品、school food punishmentがエンディングテーマを手がけているので、
興味が沸いて全話観てみました!(youtubeで)
今年の4月~6月にノイタミナ枠で放映されてて全11話です。
攻殻機動隊のTVシリーズの監督&キャラクターデザインが羽海野チカさん。
(攻殻は映画しか観たことがないから、ちゃんと観てみたい。。)
豪華です。
この作品は、まさに上に書いた傍観者的な大多数への警告的なメッセージがあります。
そして主人公はそんな大多数に裏切られても、戦うんですね。
ヒロインの女の子と、わずかな仲間と一緒に。
最初からシリアスな展開なので、こっちの方がストーリーに説得力を感じます。
ストーリーは中途半端なところで最終回で、続きは劇場で!!
って、まるでエヴァ的な展開なのですが、かなり期待しております。
で、だいぶ色んなことを考えてるうちに自分も収集がつかなくなってきた。。
ただこの二作品はかなりダイレクトに世相を反映した作品だと思います。
ネット世界を舞台にすると安易な二元論で語れないことが多すぎるんですね。
だから、それをあまりにも単純化してしまった「サマーウォーズ」は違和感がある。
その違和感が「東のエデン」ではメインテーマになっている気がします。
「サマーウォーズ」が陽なら「東のエデン」は陰でしょう。
個人的に、この二作品はセットで観ることをオススメします。
とここまで考えさせられるのは、二作品ともとってもパワーのある作品ってことですね!